世界の共通言語、サルサダンス。
現代のサルサダンスには様々なシーンがあります。
・パーティーやイベントで踊るソーシャルダンス。
・ステージや映像でのショー/パフォーマンス。
・大会/コンペティション/バトル。
・家族やそのローカルコミュニティで踊るアットホームなダンス。
・エクササイズ/健康のための習慣や習い事。
などなど。
ステージパフォーマンスや大会などは、決められた振付で練習を重ね、ペアまたはソロ、グループフォーメーションなどで踊られる事が多いです。(即興のステージパフォーマンスもありますが。)
観る人を興奮させる音楽と、そのスピードに乗った高速のステップやアクロバット、ムーブメント、華やかな衣装、情熱・・・。
素晴らしい要素がたくさんあります。
が、しかし!!サルサダンスの究極の楽しさ・面白さは、プロだとか初心者だとか経験者だとか関係なく、誰でもダンスフロアに足を踏み入れて踊る事ができる、というところ。すなわち、「音楽にのせたコミュニケーションのダンス」なんです。
そこには振付や言葉による合図などは無く、ある程度の規則にのっとったステップと動きで意思疎通ができ、1秒前までは全く知らなかった相手とも、手を取って踊り始めれば1曲の間でみるみる知り合いになる、という感じです。
このようなダンスは恐らく他のペアダンスにも共通する世界だと思います。
が、ここからがサルサダンスの更にすごいところ・・・!!
【サルサダンスならではの魅力①】
〜ファッションがカジュアルからドレスアップまで多様〜
シャツとジーパンで踊れるソーシャルパーティーがたくさん!!
カジュアルに、おしゃれに、目一杯 身体を動かすのも良し。目立つのも馴染むのも自由。
ただ、サルサダンスは汗をかきます。滝汗になる時も・・・。そんな時は替えのTシャツを用意しておくなど、エチケットは大事。
ドレスコードがある場合は襟付きのシャツ、踊れるワンピースなどを選んで、特別な時間を素敵に楽しみたいですね♪
私は、お買い物に行くと、踊れる服か踊りにくい服かの基準で選んでしまいます・・・。
【サルサダンスならではの魅力②】
〜サルサダンスを踊れる場所は世界中に!!〜
旅行のついでにサルサダンスも・・・という方も多いはず。出張先が決まったら周辺にサルサを踊れる場所はないか、必ず探すというサルサダンスファンも珍しくはない。
ここ数年で、アメリカやヨーロッパだけでなく、アジアや中近東にもサルサスポットがあります。もちろんコンセプトや雰囲気は様々ですが、どんなエリアでもラテン好きが集まる場所は人種や言語を超えて、旅を更に濃いものにしてくれます。
サルサダンスを踊るには語学の心配よりも、相手を受け入れること、気遣い、エチケットです。
音楽の楽しさを共有し、初めて会う相手のリズムの取り方を楽しめたら、より幸せな気分になれるのです。
【サルサダンスならではの魅力③】
〜固定のパートナーは必要ない!?パーティーもお一人様問題なし!〜
サルサダンスパーティーに出かける時、パートナーと過ごしたい場合と、たくさんの人と踊りたい場合があります。
が、基本的にはパートナーを作らないと踊れないダンスではありません。パーティーやソーシャルの場では、その場にいる多くと人たちと交流すると「こういうリズムの取り方もあるんだ」とか「あれ!自分が上手くなったみたいに踊れる・・・」とか「ノリノリで楽しい人だなー」など面白さが倍増です。
お一人様でパーティーに出かけるなんて普通です。
ちなみにパフォーマーや大会の世界でも、数人パートナーがいるというのもザラです。が、万が一そこで起こり得る男女のバトルには、賢く向きあえるスキルも必要かと。。
【サルサダンスならではの魅力④】
〜何歳まででも踊れるダンス。サルサ = 激しい、ではない!!〜
今となってはサルサダンスもたくさんの技術が生まれ、競い合うように高度な技も増えました。
が、そもそもダンスミュージックであるサルサは、家族、友人、恋人とダンスを通して楽しむもの。
ステップと身体で感じるリズム。ペアダンスなら、ここに+シンプルなコネクション。これがあれば十分だったりします。
子供や若い層の人たちが思い切り踊るのも良いし、歳を重ねたからこその味のある踊り、シンプルなダンスも良いのです。
私がサルサに惚れ直した瞬間がありました。それは、ニューヨークで「オールドスクール」と呼ばれるソーシャル(サルサクラブ)に行った時のこと。50歳代〜80歳代のおじさま・おばさま達が、何て素敵に踊っていることでしょう!!これが本物か〜・・・というショックと共に、ますますサルサに惚れたのでした。
その後も、サルサライブやコングレスなどの最前列にいる「オールドスクール」の方達に目を釘付けにしてサルサのサボール(味)、踊りのアイデアを学び取っていました。
そこにはサルサダンスの本当の楽しみ方がある。これを日本でも伝えたいな、と思ったのでした。
Video : ニューヨークのサルサライブ。
この男性は映画「イン・ザ・ハイツ」にも登場していた名物おじいさんです。
ジェンダーもジェネレーションも人種も体型もセンスも、サルサは全ての人のためのもの。お互いを受け入れ、思いやりが欠かせない、幸福なアートです。
まだまだあるサルサダンスならではの魅力・・・。
ご自身で感じている魅力があれば、是非お聞かせください☆